翁長沖縄県知事は沖縄を中国に差し出したいのか
元自民党で2013年までは普天間基地の辺野古移設容認派だった(というか長年の日米調整の当事者でもあったろうに)のに、知事の椅子欲しさに左派に鞍替えした翁長知事。
進むも引くもできない翁長沖縄県知事
知事就任後は東京を訪れても自民党政府からは袖にされ続けている。そりゃそうだ。自民党から見れば「敵に寝返ったヤツ」。冷たくされるに決まってる。
自分は政権批判の風に乗ってるだけだから。辺野古移設を閣議決定したのは民主党政権の鳩山内閣なのにね。まぁ空軍と海兵隊の区別もつかないくらいだからしょうがないか。
翁長知事は、少しでも歩み寄りを見せれば自分の支持率にかかわるから、もはや強硬派で通すしかない。結局は普天間の固定化につながるだけだ。
怖い翁長知事の沖縄防衛案欠如
で、翁長氏がいろいろと発言しているが、一番怖いのは「沖縄を中国の脅威からどう守るか」という明確な視点がまったくないこと。むしろ中国企業に意味不明な柱を数千万円かけて発注して、中国のスパイかと思わせる。
沖縄が一番危険な日
過去70年で、昨日より今日、今日より明日が一番沖縄が中国に攻撃される可能性が高い日になっている。
南沙諸島の埋め立てを見れば分かるし、中国の第二列島線やケリー長官との「太平洋二分割論」を見ても「中国の意思」は明らかだ。
米偵察機が撮影、中国が南沙諸島で建設中の人工島 US plane observes from ...
これまではEEZなどの話で済んでいたが、そのうちこの人工島のいくつかは中国の領土だと主張するようになるだろう。すると、その周辺は中国の領海となる。
尖閣諸島周辺にこのような人工島を作れるような岩礁がないか、しっかり確認しておく必要があるし、むしろ日本が先に埋め立てをしておく必要があるかもしれない。少なくとも、尖閣諸島周辺で中国に掘っ立て小屋を作る様子が見られたら早めにキッチリ釘を刺す必要がある。
台湾吸収に備える
台湾吸収の日までは与那国島などはまだ大丈夫だろうが、台湾が中国に飲み込まれたら沖縄近海の緊張感はただ事では済まない。毎日のことなので現地でも報道されないくらいだが、中台国境では今でも毎日砲撃や銃撃があるし、泳いで海峡を渡り対岸で諜報活動をするカエル部隊も毎日働いている。
こんな状況で、さらに石垣島や宮古島への自衛隊駐屯まで反対されたらもう沖縄を中国の軍事的脅威から守る術はない。
台湾が吸収されてから準備すれば?といったところで、自衛隊にせよ米軍にせよどこかに派遣するということはどこかが手薄になるということで、そんなに急に派遣できるものでもない。普通に考えれば5年から10年はかかるし、この地域で中国に歯止めをかけるのに十分な軍事力を整えようと思ったら、沖縄本島の海兵隊を全部引っ張ってきても足りないかもしれない。
(実際には与那国島などだと、台湾から近すぎて海兵隊を真正面に引っ張り出して緊張感を過度に高めるようなことはしないと思うが)
むしろ裏から台湾に中国に巻き込まれないようにする工作が日本には(そして沖縄には)必要だろう。アメリカに手ぶらで訪問して、無益な直談判をしてる暇はない。
沖縄県民の皆さんが「私たちは中国人になりたい」という民意なのであれば、それは仕方ない。中国語でも勉強しておいて下さい。